近年では、害獣による被害が深刻なことになっており農作物だけでなく直接的な人に対する影響なども出てきております。
例えば、イノシシやクマによる被害やアライグマやイタチのような直接な被害はなくても天井裏に住み着いたり、農作物を荒らされることがあります。
ですが、実際目撃しない限りなんの動物から被害があっているのかは分かりません。
もちろん、足跡やフンなど見極め方はありますが最も簡単なのは”鳴き声”ですので、この記事では11の動物の鳴き声を紹介します。
もし、現在何かしらの動物から被害を受けているのであれば特定に役立ててください。
記事監修:よっぴー
大日本猟友会所属・わな猟免許所持
2001年|香川県生まれ|何か特別な力を持っているわけでもない無難な人間|ポジティブ&行動力でカバー中。
獣害の鳴き声
動物によって鳴き声は色々とあり、中には似たものもありますが、大抵特定には十分生かすことができることでしょう。
ですので、下記では11種の動物の鳴き声を音声と解説を混ぜて紹介していきます。
鳴き声1,イノシシ
獣害の鳴き声1つ目は「イノシシ」です。
イノシシの鳴き声はこのように↓「ヴゥー↓ヴゥゥー」と言う感じで、豚と似ています。
イノシシは鳴きながら歩くことはあまりないので、どれだけ家周辺に近づいても気づかないことの方が多いでしょう。
しかし、ブヒブヒという感じは少なからず聞こえるので、被害があるのであれば中止注視して聞いておく必要があります。
鳴き声2,アライグマ
獣害の鳴き声2つ目は「アライグマ」です。
アライグマの鳴き声はこのように↓「ウルルルルル↓」という感じで鳴きます。
この場面では罠に掛かっている状態なので、悲しそうな鳴き方をしているのかは分かりませんが、ちょっと悲しそうですよね。
しかし、もしこのような鳴き声が天井裏で聞こえたのであれば、注意が必要です。
鳴き声3,ハクビシン
獣害の鳴き声3つ目は「ハクビシン」です。
ハクビシンの鳴き声はこのように↓「キャーキャー↑」という感じで鳴きます。
この動画での鳴き方はぶっちゃけ苦しんでいる?ような感じですが、実際コメント欄などでは聞き覚えがあると言われています。
ですので、庭で子猫のような鳴き方が聞こえたら、まずはハクビシンと疑った方が怪我や被害には合わなくて済むでしょう。
鳴き声4.キツネ
獣害の鳴き声4つ目は「キツネ」です。
キツネの鳴き方はこのように↓「ウキャキャキャー↑」という感じで鳴きます。
キツネは口を開けながら鳴き、鳴き終わっているのにも関わらず口を開けたままにします。
ですので、めちゃくちゃ可愛いのですがヨシヨシするのは”エキノコックス“などがあるためご注意ください。
鳴き声5,イタチ
獣害の鳴き声5つ目は「イタチ」です。
イタチの鳴き声はこのように↓「キィーキィー↑」という感じで鳴きます。
イタチは威嚇する際はキャ!というような強い鳴き声になるのですが、普段の場合は優しげな声で鳴くのが分かりました。
イタチなどは屋根裏などにも生息する可能性があるので、このような声が聞こえたらイタチなどを疑うのが1番でしょう。
鳴き声6,ヒグマ
獣害の鳴き声6つ目は「ヒグマ」です。
<通常鳴き声>
ヒグマの通常時はこのように↓「コフコッフ」という感じで鳴きます。
これは鳴き声と言うものではないかもしれませんが、特徴で言うと水面にコップの口元を叩きつけているような感じです。
この音が聞こえた時点でとりあえずヤバイのですが、家の外から聞こえるのであれば下手に外に出ずドアの鍵が掛かっているのかを早急に確認してください。
外にいるのであれば逃げることに集中するべきですが、まず助かる可能性が限りなく少ないでしょう。
<威嚇鳴き声>
ヒグマの威嚇した時の鳴き声はこのように「ガウルゥルゥ〜↓」と言う感じです。
迫力で言うとライオンレベルで、このような動物が平気で山の中にいるのはヤバイですね。
と、言って個体数を減らすのは人間の都合であり全然別のことですので、その点についてはきちんと考える必要があります。
鳴き声7,ツキノワグマ
獣害の鳴き声7つ目は「ツキノワグマ」です。
ツキノワグマの鳴き声はこのように↓「クヮ〜ンクォーン」と言う感じで鳴きます。
正直ヒグマと比べると全然可愛げがある感じですし、何か寂しげな感じの鳴き声です。
ですが、襲われるとひとたまりもないので、家の鍵は必ず締める+外で遭遇しないように注意して山を歩くようにしてください。
鳴き声8,タヌキ
獣害の鳴き声8つ目は「タヌキ」です。
タヌキの鳴き声はこのように↓「フォーンン」と言う感じで鳴きます。
何か悲しげと言うか寂しげと言う感じですが、他の動画でもこのような鳴き方でした。
ですので、ハッキリとした鳴き方ではありませんが、このような声が聞こえればタヌキがいる可能性が高くなります。
鳴き声9,アナグマ
獣害の鳴き声9つ目は「アナグマ」です。
アナグマの鳴き声はこのように↓「ブゥーブゥー」と言う低音で鳴きます。
思っているよりも低温で鳴くので地響きのような感じがしますが、実は隠れた最高のジビエと言われている動物になります。
鳴き声10,ヌートリア
獣害の鳴き声10つ目は「ヌートリア」です。
ヌートリアの鳴き声はこのように↓「ンンーー」と唸る感じで鳴きます。
ヌートリアは一見鳴くような動物には見えないのですが、普通に鳴く動物で途中にあるキャ!みたいなのは威嚇だと思います。
ですので、通常時ではおじいちゃんがイビキをかくような感じで唸る鳴き方をします。
鳴き声11,シマリス
獣害の鳴き声11つ目は「シマリス」です。
シマリスの鳴き声はこのように↓「クルックルッ」と可愛い鳴き方です。
通常はクルクル鳴いているのですが、感情が出てくると少しずつ変化するのが尚可愛さを増している感じがします。
天井裏や庭などからこのような鳴き方が聞こえたら可愛らしいリスが出てくるでしょう。
鳴き声を知ることで得られること
色々な鳴き声を知ったところで何になるの?と思うかたも居ると思うので、簡単に知っておくことで得られるメリットを紹介します。
<鳴き声を知るメリット>
- どんな動物がいるのか把握可能
- 何匹いるのか把握可能
- 害があるかないのかが分かる
の、3つです。
鳴き声を知るだけでこのようなメリットがあり、もし行政や害獣駆除業者さんなどに連絡するのであれば的確に何がいるのかを説明することができます。
また、最後の3で紹介した「害があるのかないのか」ですが、これは安心材料にもなるので知っておくメリットはあるでしょう。
まとめ:動物の鳴き声について
本記事では「獣害の鳴き声まとめ|この声は誰の仕業だ?と分かる音声と説明で紹介」についてお話してきました。
自然界に居る動物は鳴き声などで仲間と意思疎通したりと人間と同じですので、似ている動物でも若干鳴き声は違います。
ですので、上記のような音声動画などを参考にすれば農作物を荒らしている動物や屋根裏に生息する動物などが特定できるでしょう。
もし、鳴き声で特定できない場合は少し費用がかかりますが、トレイルカメラなどがあれば大体特定することが可能です。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
他にも、狩猟に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧下さい。