イノシシ

イノシシの対策おすすめ7選|農作物などを守るには必須の対策方法

日本では現在色々な狩猟鳥獣によって「農作物・直接的被害」などが確認されており年間約200億円の損失を出しています。

これに加え海外では農作物だけでなく家畜が狙われるという事件が多発しております。

ですので、そのような動物から守るために何かしらの対策をする必要がありますが、結局どれをするべきなの?となりがちです。

この記事ではそのような悩みを解決できるよう、イノシシの対策を紹介します。

記事監修:よっぴー
大日本猟友会所属・わな猟免許所持

2001年|香川県生まれ|何か特別な力を持っているわけでもない無難な人間|ポジティブ&行動力でカバー中。

イノシシの対策7選

色々な害獣動物がいる中でも被害が大きいのは獣系であり、その獣系の中でもイノシシは群を抜いて被害が大きいと言われています。

なので、ここではイノシシから農作物などを対策するための7つの方法を紹介します。

対策1,柵・電気柵

イノシシの対策1つ目は「柵・電気柵」です。

イノシシなどの対策といえばやはり1番王道なのは柵でして、物理的にガードをすることができ至る所で利用されています。

その中でも近年では電気柵が多用されており、普通の柵では守りきれなくなった害獣をさらに強く守ることができるでしょう。

特に、注意しなければいけないのはイノシシの運動神経で、1m程度の柵であれば平気で飛び越えるので注意してください。

対策2,天敵の尿を配置

イノシシの対策2つ目は「天敵の尿を配置」です。

動物は本能的に自分より強いと思っている天敵の痕跡などは嫌がるのですが、その中でも尿などはめちゃくちゃ嫌がります。

と、しても尿を手に入れるのは…と思う方もいると思うのですが、実はネットであれば狼などのものを購入することが可能です。

金額的には非常に高額にはなりますが、効果は絶大と言われているので農作物の被害を考えると安い方ではないかと思います。

これは狼の尿というもので、あいにく日本製品ではありません。

ですが、使用方法はシンプルなため簡単に使用(設置)できるようになっています。

対策3,人間の痕跡を残す

イノシシの対策3つ目は「人間の痕跡を残す」です。

イノシシは見た目によらず非常に臆病な動物で、天敵の尿などにも反応しますが、さらに効果的なのが人間の痕跡などになります。

と、言っても何?となるので例を出すと「髪の毛・環境の変化・靴や服」などです。

これらを上手く配置すればイノシシなどは近づかないので、しっかりと対策ができます。

対策4,苦手な野菜を育てる

イノシシの対策4つ目は「苦手な野菜を育てる」です。

イノシシは雑食で色々なものを捕食するのですが、その中でも好き嫌いが存在していて野菜でも被害のあいにくい野菜などがあります。

もちろん、完璧に荒らされないか?と言われればそうではありませんが、好物のイモ類などを育てるよりはマシにはなるでしょう。

と、言っても何が苦手なのかということなのですが簡単に例を出すと「タマネギ・ニンニク」などが苦手と言われています。

対策5,しし防

イノシシの対策5つ目は「しし防」です。

イノシシは鼻がよく上記のように天敵の尿や人間の痕跡などを判別しているのを生かして、匂いを放つイノシシ忌避剤の商品です。

非常に使い方はシンプルで分かりやすい上、なんと言っても信頼の日本製品になります。

特に良いのが成分でして、しし防は食物添加物の液を利用しているので、環境に悪影響を与えない上人間にも匂いがわかりません。

対策6,犬を飼う

イノシシの対策6つ目は「犬を飼う」です。

イノシシは自分の天敵になりうるモノや動物などには敏感に反応して近づかないので、極論犬を飼うことができれば安心でしょう。

これは非常に多くの効果的な例がありますが、犬と言っても家の中で飼う犬ではなく外で飼う中型犬〜大型犬が効果的です。

しかし、イノシシだけでなくクマが生息するような場所であれば襲われる可能性もあるので、その点は上手く色々な対策をこらして犬を飼うべきです。

対策7,センサーライト

イノシシの対策7つ目は「センサーライト」です。

何度も言っていますが、イノシシは非常に臆病な動物なので、少しでもヤバイ!と思えば何もせず逃げていきます。

その1つがライトでして、現代では便利なセンサーライトというものがあり通常は暗いが何かが通ると光るライトです。

これであれば一気にパッとつくので、イノシシ側からしてもビックリするため効果あり。

農作物などを守るには対策が必須

現在では多くのところが農作物などを守るために対策をしているのですが、未だ全くしていないところがポツポツとあります。

これでは被害に遭うよね…というような所は、金銭的な面で対策できない場合や広範囲に農作物を植えている場合があるので、何も言えません。

ですが、一応行政は動いてくれていて害獣から農作物を守るための柵などには、一定金額の補助金を受けることができます。

なので、金銭面でつまずいている方は下手に安いものを揃えるのではなく、補助金を受けて良いものを揃えましょう。

対策はしても免許なしの捕獲は禁止

イノシシなどから守るためには対策は必須なのですが、その対策で捕獲はNGです。

と、いうのも捕獲には狩猟免許が必須でして、身を守るためにもしっかりとこの点は厳格化されています。

しかし、一概に全て禁止というわけでもなく特例の時だけは免許なしでも捕獲OKの場合があり、捕獲することができます。

ですが、この点も非常に曖昧ですので行政の方と連携をとって確認は必須です。

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まとめ:イノシシの対策について

本記事では「イノシシの対策7選|農作物などを守るには必須の対策方法」についてお話してきました。

農作物の被害や人間への直接被害は基本的に獣系と言われておりその中でも「イノシシ・シカ・サル」の被害がほとんどです。

なので、基本的にはここだけに集中すれば被害はある程度押さえれるのが分かります。

この記事ではイノシシにだけ集中して紹介しましたが、結局はシカやサルなどの被害もある程度抑えることができるでしょう。

ぜひ、これまで対策をしていなかった方は、この記事を参考にやってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、狩猟の情報や豆知識などの記事がありますので、ぜひそちらもご覧ください。