イノシシ

イノシシの止め刺しについて|方法&道具&位置を紹介

イノシシが実際にわなにかかっている場合捕獲する方法が「生け捕りorその場で止め刺し」の2種類行っていきます。

今回この記事では後者の「その場で止め刺し」を行う際の道具や方法、注意点などをご紹介していこうと思います。

もし、これから狩猟を始める際にイノシシがわなにかかった場合の“止め刺しってどうやるの?”と言うときに役に立つ情報です。

しかし、概要を知るだけであれば良いですが、実際活動して行く際には、地元の猟友会の方などに教えてもらいながら実行するようにしましょう。

記事監修:よっぴー(プロフィール詳細)
大日本猟友会所属・わな猟免許所持

2001年|香川県生まれ|何か特別な力を持っているわけでもない無難な人間|ポジティブ&行動力でカバー中。

イノシシの止め刺しとは何!?

そもそも、イノシシの止め刺しとは何!?の結論を言うと=槍やナイフを利用して動物にとどめをさすことです。

これは主に、わなを利用した狩猟をする際に行う行為であり銃を使う猟では、血抜きと言う言葉に変換されることがあります。

基本的にはその場で止め刺しを行うのですが、わな猟をしている場合にはその場で止め刺しを行うことができない場所も至る所にあるでしょう。

その際には、その場で生け捕りをしてきちんとした場所で、止め刺しを行います。

イノシシの止め刺しに使う道具

イノシシを止め刺しする際には色々な道具が必要です。

もちろん、状況によって多少異なりますが、下記の7つの道具があれば大丈夫でしょう。

<止め刺しに使う道具>

  1. 電気槍
  2. ナイフ
  3. ロープ
  4. 血を洗い流す水
  5. 木の棒orバット
  6. 罠の予備道具

の、7つです。

しかし、この道具があったところで何もできないので、しっかり下記で紹介する止め刺しの方法を覚えておくようにしましょう。

上記3つの道具に関してはどれか1つを持っておけば止め刺しすることが可能です。

イノシシの止め刺しを行う方法

イノシシの止め刺しを行う方法は基本的に下記の3つの方法です。

ここで紹介する方法以外は基本的に稀な止め刺し方法ですので、覚えるのであれば下記のどれかが良いのでは…と思います。

方法1,電気槍を使った止め刺し

イノシシの止め刺しを行う方法1つ目は「電気槍を使った止め刺し」です。

この止め刺し方法に関しては主に、箱罠を利用した狩猟の際に利用する方法になります。

それ以外のわなを使った狩猟でも利用する場合はありますが、電気槍の止め刺しは気絶程度なので箱わな以外での使用は危険です。

もちろん、すぐにしっかりとした箇所にナイフなどで止め刺しを行えば安心に行えます。

方法2,ナイフを使った止め刺し

イノシシの止め刺しを行う方法2つ目は「ナイフを使った止め刺し」です。

ナイフを使った止め刺しと言いますが、これに関してはほぼ槍のようなものでイノシシなどに関しては人間が近づくのは危険。

なので、木の棒などにナイフを結びつけて原始時代の槍のような感じで作成します。

これは即興でも作成可能ですし元々作ってからでも良いと思いますが、ナイフを利用した槍のようなものと覚えておけば大丈夫です。

方法3,銃を使った止め刺し

イノシシの止め刺しを行う方法3つ目は「銃を使った止め刺し」です。

わな猟で捕まったイノシシを高齢の方だけで対応する場合は、どれだけ確実に掴まっていてもかなり危険な状況になります。

そのため、このような際は箱わなでない限り近くに行って電気槍やナイフではなく銃を使って止め刺しを行います。

これに関しては銃の免許も必要なので、わざわざ取得する必要がありますが1番安心な止め刺しでもあると言うことです。

イノシシの止め刺しを行う際の注意点

イノシシの止め刺しを行う際は3つの注意点を意識すべきです。

下手すれば自分の命が危険に陥る場合がありますので、頭の片隅に覚えておきましょう。

注意点1,周りに仲間がいないか

止め刺しを行う際の注意点1つ目は「周りに仲間がいないか」です。

イノシシは群れで行動することはなく親御連れでしかまとまって動くことはないので、成獣が捕まった場合は気にしなくても大丈夫でしょう。

しかし、もし幼獣が捕獲されてしまった場合は、近くに親がいる可能性もなきにもあらずなので、常に確認する必要があります。

これで襲われた事例も調べた所ないのですが、このような危険性があるのは間違い無いので用心深く確認するようにしてください。

注意点2,わなから逃げそうではないか

止め刺しを行う際の注意点2つ目は「わなから逃げそうではないか」です。

わな猟をしていると色々な道具を使って捕獲するのですが、中には引っ掛かっているだけと言う場合もあります。

これはYouTubeにも上がっていたのですが、わなに捕獲されたいたイノシシが怒って突進してきた際にわなから外れてそのまま来たと言う事例です。

この方は無事捕獲に成功しましたが、超危険で下手すれば命を落とす可能性があるので、わなにしっかり掛かっているか確認してから止め刺しを行いましょう。

注意点3,止め刺しをきちんとできるか

止め刺しを行う際の注意点3つ目は「止め刺しをきちんとできるか」です。

一概に止め刺しと言ってもただ最後にとどめをさすだけでしょ?と思われますが、実は奥が深くてどれだけ動物が苦しまずにいくかを常に考えます。

そのため何度も急所を外してしまうと、どんどん体に傷をつけてしまう行動なので、なるべく1回で仕留める必要があります。

なので、なんの知識も無い状態で止め刺しをするのではなく、きちんとベテランの方などに学んでから行うようにしましょう。

まとめ:イノシシの止め刺しについて

本記事では「イノシシの止め刺しについて|方法&道具&位置を紹介」についてお話してきました。

イノシシはサイズによりますが非常に頑丈な体を持っており100kgを超えてくると簡単に止め刺しは行えません。

そのため中途半端な止め刺しをしてしまうとわなを壊してでも、逃げようとしますのでどれだけ硬くても超危険ですので、最後まで確実に刺してください。

これに関しては経験がものをいうものなので、初めはベテランの方からコツや方法を学んで1回で止め刺しをできるようにしましょう。

+でYouTubeなどで上手い方の動画を見るのも勉強になるので、おすすめな方法です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、狩猟に関する豆知識情報などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。