イノシシ

イノシシの天敵はいるのか!?|日本にはほとんど居ないのが現状

自然界のイノシシは一時期まで増加傾向にあり現在は減少傾向に入ってはいますが、それでも80万頭以上が生息しています。

これに関しては直近30年ぐらいでみてもイノシシの個体数が3倍以上増加しているため、疑問に思うのがなぜこんなにも増え続けたのか?と言うこと。

そこで1つの原因をいうとすれば”イノシシに天敵が居ない”ということなどが挙げられますが本当に天敵が居ないのか不明です。

なので、この記事では「イノシシの天敵はいるのか!?」ということについて解説します。

記事監修:よっぴー(プロフィール詳細)
大日本猟友会所属・わな猟免許所持

2001年|香川県生まれ|何か特別な力を持っているわけでもない無難な人間|ポジティブ&行動力でカバー中。

イノシシの天敵はいるのか!?

結論=日本にはイノシシの天敵となるような動物や生物は現状ほとんど居ません。です。

そのため、狩猟などを行う人間がいなければ、山野で無双する事ができるイノシシなどが沢山溢れかえることになります。

このようにまだ山野だけで生息してくれるなら何の問題もありませんが、下手すれば人里へ降りてきて人間に危害を加える可能性がある動物です。

なので、現在の日本ではイノシシの天敵となるような動物は人間ぐらいと言えるでしょう。

イノシシの天敵になる可能性がある動物

上記で言ったようにイノシシの天敵になるような動物は現状“人間”ぐらいと言われていますが、他にも天敵になる可能性がある動物も山野には色々います。

その中でも有力候補の3種類の動物を理由と一緒にご紹介しますので、ご参考ください。

✔︎下記で紹介する天敵になる動物

天敵1,熊(クマ)

イノシシの天敵になる動物1つ目は「熊(クマ)」です。

クマは現在「北海道・本州・四国」には生息を確認されていますので、この地域に生息するイノシシであれば天敵になるでしょう。

しかし、クマvsイノシシは滅多に起こるものでもなくお互いがわざわざ近づいて襲うほどメリットがありません。

実際クマがイノシシを襲う映像などもあるので、場合によっては天敵になるぐらいに思っておけば間違いないと思います。

天敵2,野犬(ノイヌ)

イノシシの天敵になる動物2つ目は「野犬(ノイヌ)」です。

イノシシを狩猟する際場合によっては猟犬を使うぐらいイノシシに犬が効果的なので、野犬であれば天敵になる可能性もあるでしょう。

特に、野犬の場合は1匹というより群れで活動するので、タイミングによってはイノシシが袋叩きに会う可能性もあります。

これに関しては、どちらかというとオオカミの活動に近いものがあるかもしれません。

天敵3,鷲(ワシ)

イノシシの天敵になる動物3つ目は「鷲(ワシ)」です。

イノシシは大きくなれば60kg~120kgと成人男性~お相撲さんぐらいあるわけですから、そう簡単に空から狙うことはできません。

しかし、子どものうり坊であれば5kg前後なので、日本に生息するワシであれば簡単に空から狙えるため十分天敵になるでしょう。

もちろん、成獣になれば重量+攻撃があり中々難しいので、天敵には成りかねますがサイズによってはワシが圧勝してしまいます。

イノシシを自然の力で制御したのはオオカミだった

イノシシはずーっと昔から日本に生息している動物で当時マタギと呼ばれる方々、現代の狩猟と同じ手法+槍などを利用して捕獲をしていました。

しかし、今のような情報がないのにも関わらず頭数管理ができており、ある程度把握できていたのですが、その1番の要因が1900年前半に絶滅したオオカミです。

オオカミは人間を襲うと言い伝えられており、その原因で絶滅まで追いやった歴史があるのですが、実は森の中ではイノシシやシカを捕獲する唯一の動物でした。

このオオカミがいたからこそ昔は管理できていたものの、オオカミがいない現在は人間が管理して捕獲をするしか方法がありません。

まとめ:イノシシの天敵について

本記事では「イノシシの天敵はいるのか!?|日本にはほとんど居ないのが現状」についてお話してきました。

イノシシの天敵はオオカミが居なくなってから日本にはほぼ居らず、唯一天敵の人間が数を制限しなければドンドン増えていきます。

ですが、上記で紹介した3種「クマ・ノイヌ・ワシ」であれば天敵になる可能性がある。

と、言ってもイノシシの数に比べて圧倒的に少ないので、オオカミのように自然に生きる動物だけの維持をすることができません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。🙇‍♂️

他にも、狩猟に関する情報や知識共有などをしている記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。