イノシシ

イノシシの痕跡を見つけて狩猟に生かす|足跡・フン・寝床の見つけ方を解説

イノシシを狙った狩猟[銃猟・罠猟]をする場合、色々な観点から活動するのですが、その中でも第一に確認するものがあります。

それは「狙っている動物の痕跡」でして、この記事ではイノシシの痕跡を紹介します。

痕跡と言っても色々あって狩猟の種類によっても考え方が違いますし、環境によっても判断材料が変わってくるでしょう。

ですので、この記事の情報は参考程度+経験を生かして狩猟をして頂ければと思います。

記事監修:よっぴー
大日本猟友会所属・わな猟免許所持

2001年|香川県生まれ|何か特別な力を持っているわけでもない無難な人間|ポジティブ&行動力でカバー中。

イノシシの痕跡を狩猟に生かす

そもそも、イノシシの痕跡が狩猟に生かすことができるの?の結論=生かせます。です。

と、言うか痕跡などを生かして狩猟をしなければ色々な点から見ても不効率ですし、下手すれば捕獲数が0になりかねません。

ですので、生かすというよりは生かさなければいけないという考え方が正解です。

もし、これまでこの点をガン無視で狩猟をしてきたのであれば、今後は下記5つの痕跡を判断して活動してみてください。

イノシシが残す痕跡の種類

イノシシの痕跡と言ってもどんな痕跡があるの?となるでしょう。

ですので、ここではイノシシが残す痕跡を5つほど紹介していきます。

✔︎下記で紹介する種類

種類1,足跡

イノシシが残す痕跡1つ目は「足跡」です。

イノシシの足跡はこんな感じになります。↓

<土の上バージョン>

土の上にあるイノシシの足跡

<雪の上バージョン>

雪の上にあるイノシシの足跡

と、こんな感じになります。

一見ふにゃふにゃの地面で見るとシカなどと近い感じですので、勘違いしがちですが何回も見ると段々分かるはずです。

種類2,フン

イノシシが残す痕跡2つ目は「フン」です。

イノシシのフンはコロコロとしており小さいの見つけづらいイメージですが、実はある程度固まって行なっているので、直ぐに見つけることができます。

このフンの状況「例:柔らかそうであれば最近・硬かったら昔」などと判断可能です。

最近のものがいっぱい至る所にあれば、直後に来る可能性があるので、罠を仕掛けると掛かりやすくなること間違いありません。

種類3,寝床

イノシシが残す痕跡3つ目は「寝床」です。

イノシシは”ヌタ場”というのを作成して、自分の体を清潔に保とうとするのですが、それは寝床ではありません。

寝床は”わら”などを用いてベッドを作ったり、ちょこっと土を掘ってベッドを作ります。

そこには下手すれば昼間に寝ている可能性もありますし、居なくても帰ってくる可能性があるので、その周辺に罠をしかければ掛かる可能性があります。

種類4,餌の食べ残し

イノシシが残す痕跡4つ目は「餌の食べ残し」です。

イノシシは自然にあるものであれば基本的にどんなものもパクパク食べるので、至る所に餌の食べ残しが存在しています。

例えば、タケノコが生えているようなところであればタケノコを掘り返していたり、どんぐりなどがあれば食べ残しが明確に分かるでしょう。

ですので、このような状況であれば必ず近くにはいますし、今後も来るので罠を仕掛ければ掛かりやすくなります。

種類5,獣道

イノシシが残す痕跡5つ目は「獣道」です。

イノシシは移動範囲が意外にも広く色々なところを歩き回るので、足跡や食べ残しだけでなく獣道がポツポツと発生します。

これは分かりやすい獣道もありますが、隠れ獣道もあったり、一時期は使われたが最近では使われていない獣道もあります。

なので、この点を見極めることができれば効率よくイノシシを捕獲できるでしょう。

罠猟も銃猟も感ではどうにもならない

猟師の中ではベテランになればなるほど狩猟=感という方もいらっしゃいますが、結局は感だけではどうにもならないのが現状です。

今回紹介したような痕跡などを見極めたり+周辺の状況をみて木の配置や足場などを確認してから罠猟などを行います。

銃猟であれば事前に待ち構えて目の前に見えた際に咄嗟に撃つ必要があります。

こうなると痕跡などを見て事前予測をした上で待ち構えるので、どの猟であれ感だけでは捕獲できる量は圧倒的に下がるでしょう。

まとめ:イノシシの痕跡について

本記事では「イノシシの痕跡を見つけて狩猟に生かす|足跡・フン・寝床の見つけ方を解説」についてお話してきました。

イノシシの痕跡を見つけることで狩猟に生かすことができますし、上手く使えばイノシシ対策にも生かすことができるでしょう。

今まで、大体こんなところにかけておけば大丈夫!と思ってい方は騙されたと思って上記の5つを意識して罠を仕掛けてください。

直ぐに効果が出ないかもしれませんが、今までと比べると効率良く捕獲できるはずです。

もちろん、上記の情報+経験でさらなる効果UPなので、目先の事だけではなく長い目で見て狩猟に挑戦していきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、狩猟の情報や豆知識記事などもありますので、ぜひ最後までご覧ください。