狩猟

狩猟におすすめのナイフ3選|選び方や特徴についても解説

ナイフは正当な理由がない限り携帯することは法令により禁止されています。また、18歳未満は購入できないのでご注意ください。

狩猟には”#狩猟の服装&道具”で紹介したように色々な道具が必要ですが、その中でも必須なのが「ナイフ」です。

そんな狩猟ナイフですが、短調にこれと言うものはなく複数の種類や使い方があります。

この記事では、狩猟ナイフについて完全把握していただける内容+おすすめの狩猟ナイフを3つほど紹介していきます。

記事監修:よっぴー(プロフィール詳細)
大日本猟友会所属・わな猟免許所持

2001年|香川県生まれ|何か特別な力を持っているわけでもない無難な人間|ポジティブ&行動力でカバー中。

狩猟用のナイフとは

狩猟ナイフとは言葉の通り「狩猟時に使うナイフ」のことで、家庭で使うようなものではなく硬く強いものになります。

画像比較するとこんな感じです。↓

<家庭用ナイフ>

家庭用ナイフの写真

<狩猟用ナイフ>

狩猟用ナイフの写真

と、言う感じに見た目だけもだいぶ違う形状とデザインになります。

家庭で使う方は万能性が必要なので均等に切りやすい形状ですが、狩猟で使う方は「硬い&丈夫&切りやすさ」が重点的です。

しかし、とは言っても狩猟ナイフにも複数の種類があって上記の画像のものは1例なので、上記の画像=狩猟ナイフとはなりません。

狩猟に使うナイフの種類

狩猟のナイフは”#見出し4”で紹介するように「止め刺し・草切り・捌く」などで使い分けをし同じナイフは利用しません。

ですので、ここでは狩猟で使うナイフの種類を4つほど紹介していきます。

種類1,止め刺しナイフ

狩猟に使うナイフの種類1つ目は「止め刺しナイフ」です。

狩猟でナイフを使うと言えば1番メインなのが、捕獲した鳥獣を止め刺しするためのもので、厳つめのタイプになります。

止め刺し用ナイフの条件的には「硬い・丈夫・鋭角」が大事でこれがなければ止め刺しをする際には使うことができません。

と、言うのも生きてる動物に刺すわけですから刺した後でも暴れまくるので、普通のナイフであれば直ぐに曲がります。

種類2,藪こぎナイフ

狩猟に使うナイフの種類2つ目は「藪こぎナイフ」です。

狩猟は基本草木が覆いしげる森林の中に入っていくので、自分が通る道にある邪魔な草や危険なツタなどを切る必要があります。

その際に必要なナイフが藪こぎをするためのもので、よく切れるものが必要です。

筆者の場合はナイフも良いと思いますが、カマなどであれば藪こぎ&山登りの際に木に引っ掛けながら登ることができます。

ですので、藪漕こぎナイフはよく切れるのか?を考えつつできればカマがおすすめです。

種類3,捌きナイフ

狩猟に使うナイフの種類3つ目は「捌きナイフ」です。

狩猟時には色々な方法があり捕獲した後に捌く場所まで持ち運ぶorその場で捌くなど他にも色々がありますが、この2つが主になります。

この場合捕獲した後に捌く場所まで持ち運ぶのであれば、捌きナイフは不要ですが、その場で捌く必要があるのであれば、捌きナイフは必要です。

捌きナイフの中にも「皮剥ぎ・骨抜き」など専門的な分野も色々と存在しています。

種類4,携帯ナイフ

狩猟に使うナイフの種類4つ目は「携帯ナイフ」です。

携帯ナイフは気軽に持って運ぶことができるナイフで、止め刺しナイフが折れた際や血抜きをする際に便利なタイプになります。

使い方によってはある程度捌くことができるものもあるため、簡単に言うと万能的に使うことができるでしょう。

ですので、どうしても出費を抑えたい…と言う人はこの携帯ナイフがおすすめです。

狩猟ナイフの特徴

捌きナイフと言っても普通に家庭で使用しているナイフと何が違うの?と思われるでしょう。

ですので、ここでは狩猟ナイフであればこれでしょ!と言う3つの特徴を紹介します。

特徴1,至る所が鋭角

狩猟ナイフの特徴1つ目は「至る所が鋭角」です。

狩猟ナイフってデザインが非常にかっこいいのですが、それは家庭で使うものよりも鋭角な部分が多いからだと思います。

と、言うのも写真で分かる通り「家庭用は先端と持ち手際の2つ」ですが「狩猟用は先端は当たり前至る所に鋭角」があります。

ですので、至る所に鋭角があるものは=狩猟ナイフと思っていただいて大丈夫です。

特徴2,持ち手が木

狩猟ナイフの特徴2つ目は「持ち手が木」です。

普段使用するナイフも良いものになればなるほど持ち手やデザインが高級になるのですが、狩猟ナイフは普通でも持ち手が木になります。

もちろん、ものによってはプラスチックなどがありますが、ほとんどのものが持ち手の部分は木の素材になっています。

特徴3,皮のカバーが付く

狩猟ナイフの特徴3つ目は「皮のカバーが付く」です。

普通のナイフは刃の部分にカバーや蓋などがよっぽど良いものでなければ存在しないのですが、狩猟なナイフはほとんど付いてます。

しかも、雑なプラスチックカバーなどではなくきちんとした綺麗な皮のカバーです。

なので、非常に高級感がある上、安全面もあるため持ち運ぶのが便利でカバンに直接ドーンッと入れることができます。

狩猟ナイフの使い方

狩猟ナイフは各場面で使い分けることが重要で、同じナイフであろうと大体5つの使い方が存在します。

ですので、狩猟ナイフってどこで使うの?とい方は、ぜひご参考ください。

✔︎下記で紹介する使い方

>使い方1,止め刺し

狩猟ナイフの使い方1つ目は「止め刺し」です。

これは上記でも紹介したように狩猟ナイフは主に止め刺しに使うもので、木にナイフを結びつけるなどをして使用します。

その際には生きている動物に刺そうとするため、非常に丈夫でなければ変形しがちです。

特に注意して欲しいのが、狩猟の目的は動物を管理保護するためのもので、なるべく苦痛がない状態で止め刺しする必要があります。

なので、中途半端に刺すことは良くないので、しっかり研ぐ&良いものを使いましょう。

使い方2,血抜き

狩猟ナイフの使い方2つ目は「血抜き」です。

止め刺しをすれば大抵息の根は止まっているのですが、その後にしっかり血抜きをして体内からある程度血を抜きます。

これをしなければ臭い状態になったりと味を左右する大事なポイントで、止め刺しをした後には必須な行動です。

使い方3,わなの設置

狩猟ナイフの使い方3つ目は「わなの設置」です。

鳥獣を捕獲するためには、わなを仕掛ける必要があるのですが、このわな設置の際にもナイフが必要な場面が出てきます。

例を言うと「くくり罠を地面に埋める際に周辺の不要な木を切る場合」などです。

基本はスコップだけあればくくり罠を設置できますが、鳥獣がわなを踏みやすいように周辺の環境を変えることは大事です。

使い方4,藪こぎ

狩猟ナイフの使い方4つ目は「藪こぎ」です。

狩猟は山の中に入っていかなければいけないので、周りには草木が覆いしげっていて進むためには藪こぎをする必要があります。

その際には手や腕などで無理やり進もうとすると、どこかしら怪我をするでしょう。

ですので、藪をこぐためのナイフが必要で、上記でも言ったようにナイフorカマが便利。

使い方5,皮剥ぎ

狩猟ナイフの使い方5つ目は「皮剥ぎ」です。

狩猟は捕獲するだけでけあとは焼却したり破棄したりとする方がいますが、中には調理してお肉として食べる方もいます。

そのような方に必須なナイフは皮剥ぎや骨抜きをするためのもので、上記で紹介したような用途のナイフとはまた別です。

と、言っても家庭用のものでもないので、その点は捌く専用ナイフを購入しましょう。

狩猟におすすめのナイフ3選

狩猟ナイフとはどんなものか分かったところで、ここではおすすめの狩猟ナイフを紹介します。

これから狩猟ナイフを購入しようか検討しているのであれば、ぜひご検討ください。

おすすめ1,DCENRUN:ダマスカスナイフ


狩猟におすすめのナイフ1つ目は「DCENRUN:ダマスカスナイフ」です。

このナイフはダマスカス銅の素材で作られているナイフで、普通の素材で作られたものに比べても強度の点は最強レベルになります。

なんせこれは見た目がカッコよく「洗練された刃のデザイン・持ち手が木・皮のケース」など持っているだけモチベーションが向上。

色々な場面で使うことができて狩猟ではもちろん釣りやBBQなど通常使いもできます。

おすすめ2,NEDFOSS:サバイバルナイフ


狩猟におすすめのナイフ2つ目は「NEDFOSS:サバイバルナイフ」です。

このナイフは細く薄い感じがあるのですが、かなり頑丈に作られており基本的にアウトドア関連であれば何でも対応ができます。

特に、評価されている部分で言えば新品時から切れ味がよくきちんと切れる部分と約3,000円と言う破格の値段というポイントです。

おすすめ3,MOSSY OAK:シースナイフ


狩猟におすすめのナイフ3つ目は「MOSSY OAK:シースナイフ」です。

こちらのナイフは何と言っても価格が破格で2,000円前後で購入できるにも関わらずamazonなどでは+”おまけ”が付くとも言われています。

見た目も申し分なく切れ味は新品の段階ではイマイチと言われていますが、きちんと研いだり使用すえば使えるようになります。

コスパの面だけでいうのであれば1番はこのナイフで品質だけ言うなら1個目がおすすめ。

狩猟ナイフは定期的に研ぐ必要がある

狩猟ナイフは普通の家庭で使うものと違い自然のものを切る必要があるので、切れ味がなければ使い物になりません。

この使い物にならない程度であれば頑張れば良いですが、むしろ切れないせいで自分が危険にさらされる場合があります。

ですので、狩猟用ナイフに関しては定期的に丁寧に研ぐ必要があり、できれば1回使ったら1回研ぐぐらいでOKです。

これに関してはナイフと別途研ぐ道具が必要ですので、準備しておきましょう。

狩猟時にはナイフが最低2つ必要

狩猟ナイフは色々な場面で使用するために複数の種類がありますが、その中でも必須なのは下記の2つです。

<狩猟時に必須なナイフ2つ>

  1. 止め刺しナイフ
  2. 藪こぎナイフ

に、なります。

基本的にはこの2つあれば十分ですが、他にも止め刺しと血抜きを分けるのであれば”携帯ナイフ”が必要ですし、その場で捌くなら”捌くナイフ”が必要です。

ですので、自分にあうナイフさえ準備できれば良いので、それは都度確認しましょう。

まとめ:狩猟におすすめのナイフについて

本記事では「狩猟におすすめのナイフ3選|選び方や特徴についても解説」についてお話してきました。

狩猟ナイフは狩猟をする上で必須な道具で「捕獲した後の処置・わなを仕掛ける際・捌く際」などに使用します。

ですので、1種類だけではなく最低でも2種類が必要ですが、費用を抑えたいと言う方であれば最低限止め刺しナイフが必要です。

特に、狩猟ナイフは購入してからでも「手入れ・研ぐ」などをしなければいけません。

これは自分の怪我もですし、一緒に狩猟をしている仲間にも怪我をさせてしまう可能性があるのでご注意ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、狩猟の豆知識の記事などもありますので、ぜひそちらもご覧下さい。