アライグマが日本全国に生息しているのを知らない人も多いのですが、実は近年段違いのスピードで生息域が広がっています。
そんなアライグマですが、イノシシやシカなどと違った被害をもたらしており数億円以上もの被害額をもたらしているそうです。
ですので、この記事ではアライグマがどんな被害をもたらしているのか紹介します。
イノシシなどはパワーでなんとかって感じですが、アライグマは器用さがあるので被害も多少異なるタイプです。
記事監修:よっぴー
大日本猟友会所属・わな猟免許所持
2001年|香川県生まれ|何か特別な力を持っているわけでもない無難な人間|ポジティブ&行動力でカバー中。
アライグマの被害5選
冒頭でも紹介したようにアライグマは器用かつ凶暴ですので、被害も広範囲に及びます。
そのため、下記ではアライグマが及ぼす被害を5つ選抜して紹介しますので、対策や関係などで参考にしてください。
被害1,トウモロコシ壊滅
アライグマさんだなこれ…🦝 pic.twitter.com/C3fAdf9yrz
— うわ野そら (@farmeraunt) July 25, 2021
トウモロコシはアライグマの中でも大好物で、特に狙って捕食することがあります。
しかも、器用な部分を発揮してトウモロコシを人間のように皮をムギムギして、中身の身だけをパクパク食べまくってしまいます。
ですので、このように皮の部分を剥いでいる被害であればアライグマで間違いありません。
被害2,スイカすっぽり
兵庫県では野生化したアライグマの被害に苦しんでいます。
スイカが全滅です。一見被害が無いように見えて、穴を開けて中身を全部食べてしまいます。収穫時、畑には空っぽのスイカが….— きちがいピエロ (@Becda226Rainbow) August 10, 2020
アライグマは上記の”#被害1“のようにトウモロコシを剥いで器用さがある上、スイカのような硬い果物にも被害を与えます。
これは至る所で被害にあっていて漫画の作品にも比喩されて書かれているものもある。
しかも、非常に残酷なのは遠目から見ると被害にあっていないように見えるのですが、近くに行くと穴がスッポリ空いて中身だけがないと言うことも多々。
被害3,柵ぶち壊し
今日はハクビシンかアライグマが柵を壊して入ってたっぽい💦
昨日はイノシシっぽいウ〇チがバラまかれ、、、
収穫まで我が家の葡萄は生き残れるのか。。。
明日は電柵追加予定
他の人たちの方が被害すごくって
去年までこんなになくて今年から被害拡大だそう、、、で皆さんパニくっております!!— オセロ@旦那が新規就農者 (@osepon_) August 1, 2021
農作物を守るため色々な農家さんが柵を作って守ろうと頑張っているのですが、それをも壊して被害を与えます。
と、言うかイノシシやシカなどから守るための柵ではアライグマの器用さがあればスルスルとすり抜けてしまう可能性もあります。
ですので、農作物を守る柵を作るのであれば多少費用はかかりますが、普通の柵ではなく電気柵を利用するのがおすすめです。
被害4,桃農園多発被害
尻尾がシマシマなので、アライグマですね。成獣になるとかなり、凶暴になるので
お気をつけて。コイツらのせいので
農家さん達は、大変です。三重県の桃農園
さんから被害が多いと嘆いています。
そして、繁殖力高いから辛いともいっていました。— もこたん (@mocomoco4611) July 31, 2021
これは間接的な被害報告ではありますが、実際にアライグマはイノシシやシカと違い木の上にも登ることができます。
イノシシなどであれば落ちているもの(商品にならない)をパクパク食べるのですが、アライグマは新鮮なものを捕食します。
ですので、被害額も相当大きくなる上、器用に取っていくため被害も広範囲になりがち。
被害5,ペットへの攻撃・怪我
元公園猫のカギちゃんに会ってきた
彼女はキジちゃんとサバちゃんのお母さんで、子供を不審死とアライグマに襲われて亡くし、自分もアライグマにやられた怪我で危なかった
保護されてのんびり暮らして天寿を全うできると思ったのに、乳がんになってしまった#元公園猫 pic.twitter.com/1nGq6c9cMn
— ニャンとかしまい豊川 (@nyantoyo) April 22, 2021
アライグマは上記4つのように農作物などに被害を与えているのが目立ちますが、実はペットなどにも被害が及んでいます。
これはアライグマが非常に凶暴性がある+外来種ですので、在来個体にとって強敵です。
ネコやイヌなどでも平気で襲うことがあるため、怪我した動物がいればアライグマなどを疑って駆除外注業者さんなどに相談することをおすすめします。
可愛い顔をして攻撃性が異常
アライグマは当初、ラスカルなどの作品をきっかけに色々な家庭で飼育されましたが、凶暴性の面で沢山自然に放たれました。
これが1件や2件であれば、まだ個体差によるものかと判断できますが、ほぼ高確率で凶暴ですので、飼育には向きません。
これがきちんとした環境で育てられても、こんな感じなので自然に生きるアライグマの凶暴性は人間が想像する以上にレベルが違うはずでしょう。
顔は非常に可愛いのにも関わらず、攻撃性が異常なので農作物の被害だけでなく直接的に被害がある可能性があるので、ご注意ください。
まとめ:アライグマの被害について
本記事では「アライグマの被害5選|可愛い顔して至るところに攻撃しまくり」についてお話してきました。
アライグマは主に農作物や動物などに被害を与えるので、対策はもちろんのことどんな被害があるのか把握すべきです。
と、言うのも何から被害を受けているのか把握しない限り対策のしようがありません。
どんな動物から被害を受けているのか知りたい場合は、今回紹介した被害状況でも判断できますが、鳴き声などでも判断できます。
ですので、今回紹介した被害状況と似ている被害が出ているのであればアライグマの可能性が高く+鳴き声でも判断しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、狩猟の情報や豆知識記事なども紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。