動物には色々な点で共通点があったり似ている動物がいるのですが、その中の1ペアが「アライグマとタヌキ」です。
この2種類は狩猟鳥獣に指定されており農作物の被害や直接な被害が影響してくるので、きちんと見分ける必要があります。
しかし、アライグマとタヌキとどこが違って、どうやって見分けれるのかが似ている分多少難しくなってしまうでしょう。
ですので、ここでは似ているが違う部分や見分け方についてご紹介していきます。
記事監修:よっぴー
大日本猟友会所属・わな猟免許所持
2001年|香川県生まれ|何か特別な力を持っているわけでもない無難な人間|ポジティブ&行動力でカバー中。
アライグマとタヌキはそっくり
そもそも、アライグマとタヌキって似てるの?の結論=ビックリぐらいそっくりです。
と、言うのもパッと見では尻尾をみない限りわからないぐらい似ていて、狩猟者でも見間違える時が度々あります。
ですが、しっかり確認すれば違いが複数ありますので、見分けることは可能です。
アライグマとタヌキの違い・見分け方
上記でも言いましたがアライグマとタヌキはそっくりですが、全て一緒ではありません。
と、言うのも人間の双子みたいな感じですので、ここではアライグマとタヌキの違い・見分け方を7つほどご紹介します。
違い1,尻尾の柄
アライグマとタヌキの違い・見分け方1つ目は「尻尾の柄」です。
アライグマとタヌキは見た目的にはそっくりなのですが、外見での明確な違いは上記でも言った通り尻尾の柄になります。
<アライグマの尻尾>

<タヌキの尻尾>

と、画像を比べると明確に分かるのが「アライグマ=シマシマ柄・タヌキ=無柄」です。
ですので、遠目から確認したり逃げているところを確認するのであれば、尻尾を見るとどちらかと言うのは明確に分かります。
違い2,顔にある毛
アライグマとタヌキの違い・見分け方2つ目は「顔にある毛」です。
アライグマとタヌキの顔をジロジロと見ることはないかもしれませんが、よく見るとどちらともヒゲがむしゃと生えています。
<アライグマのヒゲ>

<タヌキのヒゲ>

と、画像で見ると分かるのですが「アライグマ=白い毛・タヌキ=黒い毛」です。
ですが、この違いに関してはハッキリ顔をみない限りわからないので、判断材料としては難しいのかな?と思います。
違い3,眉間にある筋
アライグマとタヌキの違い・見分け方3つ目は「眉間にある筋」です。
上記の”#違い2”で紹介した顔の部分と同じなのですが、ヒゲとは別に眉間の部分の筋があるかないかでも判断できます。
<アライグマの眉間>

<タヌキの眉間>

と、顔の部分にはヒゲ以外にも「黒い筋がある=アライグマ・筋がない=タヌキ」です。
ここであればヒゲよりも気づきやすいので顔を見ることができるのであれば、筋でどちらかを確認すべきだと思います。
違い4,足跡の形状
アライグマとタヌキの違い・見分け方4つ目は「足跡の形状」です。
アライグマとタヌキはほとんど似ている見た目をしていますが、実は足の裏に関しては似ても似つかないものになります。
アライグマは洗う熊と言われているぐらい手先を器用に操作し、木の実や農作物などを取って食べることができるので、人間の手のようになっています。
しかし、タヌキは犬などと同様肉球があったり爪が発達していたりするので、柔らかいところにできた足跡だと明確に判定可能です。
違い5,出没する場所
アライグマとタヌキの違い・見分け方5つ目は「出没する場所」です。
アライグマもタヌキも基本的には似た環境で生息するのですが、少しだけ出没するとこかが違います。
と、言うのもアライグマは人間のことをどうでも良いと思っていて、臆病ではなくむしろ人里に普通に降りてきて普通に住宅街に出没してきます。
ですが、タヌキは臆病な性格ですので、主に山にある民家や農作物付近に出没する傾向があり住宅街にはあまり出没しません。

違い6,個体の大きさ
アライグマとタヌキの違い・見分け方6つ目は「個体の大きさ」です。
アライグマとタヌキを一言で言うと「細長い=アライグマ・モフっとしている=タヌキ」と言っても過言ではありません。
と、言うのもアライグマは尻尾までを合わせると大きいですが、体の面積で言うとそこまで違いはないと言えるでしょう。
違い7,フンの量や場所
アライグマとタヌキの違い・見分け方7つ目は「フンの量や場所」です。
アライグマは基本的に1匹で移動&生活をするためフンなどの場所などは決まっておらず量も少なめのことが多いです。
しかし、タヌキに関しては基本的に2,3匹の移動や縄張り争いをすると言われているので、フンの場所は決まった場所にします。
そのため、ある程度の量があったり獣道ができていたりと場所が明確に分かります。
まとめ:アライグマとタヌキは似ているについて
本記事では「アライグマとタヌキって似てる!?|違いや見分け方について」についてお話してきました。
アライグマとタヌキは非常にそっくりで似ていますが、きちんと見れば違いが明確です。
特に、尻尾や顔の特徴などは分かりますし、自分が見つけた場所がどこなのか?でも判断することができるでしょう。
と、言っても判断したところでどうにかなると言うわけではありませんが、危険度が明確に違うので注意はできます。
アライグマなどは下手すれば屋根裏などにも生息する可能性があるので、家の近くで見つけた場合は要注意しておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、狩猟に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。