イノシシは雑食で野生の動物&木の実や、人里で育てている野菜なども食い尽くします。
そんなイノシシですが、苦手で嫌いな「食べ物・音・匂い」などがありイノシシ対策としてよく利用されています。
ですが、明確に何が苦手で嫌いなのかあまり公の情報として伝えられる場面がありません。
ですので、この記事では「イノシシの嫌いなもの10選」を選抜して紹介していきます。
記事監修:よっぴー(プロフィール詳細)
大日本猟友会所属・わな猟免許所持
2001年|香川県生まれ|何か特別な力を持っているわけでもない無難な人間|ポジティブ&行動力でカバー中。
イノシシの嫌いなもの10選
イノシシの対策というのは色々と情報が出回っておりますが、その中でも1番効果的なのはイノシシが嫌いなものを置くことです。
ですので、今後対策をしていきたいと思う方は、下記の嫌いなものを参考にして下さい。
嫌いなもの1,唐辛子
イノシシの嫌いなもの1つ目は「唐辛子」です。
唐辛子は昔からイノシシに効果的と言われておりましたが、近年唐辛子などのエキスを土にかけたところで効果がないとも言われております。
しかし、唐辛子自体を嫌うというよりも好き好んでは唐辛子を食べないの方が正解です。
嫌いなもの2,彼岸花
イノシシの嫌いなもの2つ目は「彼岸花」です。
彼岸花は赤や白のような人間から見れば綺麗な花なのですが、イノシシは彼岸花があるところを掘り返すことがありません。
これがなぜなのかもわかりませんが、踏み潰したりはするのでガード効果があるか?と言われれば”無い”と言えるでしょう。
なぜあえて彼岸花があると掘らないのかは、現在のところは分かっていません。
嫌いなもの3,ニンニク
イノシシの嫌いなもの3つ目は「ニンニク」です。
ニンニクは玉ねぎと同様の葉菜類の仲間で、強烈な匂いを発するため現在ではニンニクの被害というのは確認されていません。
基本的にイノシシが好むのはイモ類のもので「サツマイモ・ジャガイモetc」などです。
他にも、シソやミントなどの強い匂いを発する野菜などは鼻が良いイノシシには不快で、好物のミミズなどを発見できません。
嫌いなもの4,薬剤
イノシシの嫌いなもの4つ目は「薬剤」です。
薬剤は一般の方が持ち歩くことがないものですが、農家さんであれば多少余っている薬剤などがあると思います。
この薬剤は効果がどこまであるのかが分かりませんが、土を掘り返して餌を探すイノシシにとっては嫌な匂いでしょう。
ですので、自分の植えている野菜周辺に薬剤を撒いておけば多少の対策はできます。
嫌いなもの5,石鹸
イノシシの嫌いなもの5つ目は「石鹸」です。
石鹸に関しても唐辛子同様昔から言われているもので、砕いた石鹸を入られたくない場所の周辺に撒けば効果があると言われています。
しかし、これに関しては石鹸の種類もあるでしょうし雨がよく降る土地では使えません。
しかも最近は石鹸を持っている家庭も少ないので、この方法をするのが難しいと思うので、家にないのであれば違うものを使用することをおすすめします。
嫌いなもの6,人の匂い
イノシシの嫌いなもの6つ目は「人の匂い」です。
イノシシにとって1番嫌なのは動物業界では当たり前の天敵になる匂いで、その1つが人間が発する匂いになります。
よく人間がイノシシに襲われるニュースが流れるのですが、あれは咄嗟の反撃で基本的には向こう側が逃げていくでしょう。
それぐらい危険を察知するので、鼻を主に使うイノシシにとって人間の匂いは嫌いと言うよりも動物の本能で避けていきます。
嫌いなもの7,鈴などの音
イノシシの嫌いなもの7つ目は「鈴などの音」です。
山登りをする際には必須な道具の1つが”鈴”でして、これは人間が居るよ!と言うのを知らせるための道具になります。
と、言うと逆に動物に見つからない方が良いのでは?と思われがちですが、日本に生息する動物のほとんどが、人間を分かって襲うことはありません。
もちろん、ヒグマなどは危険動物ではありますが、それ以外には鈴が効果的です。
嫌いなもの8.青色
イノシシの嫌いなもの8つ目は「青色」です。
イノシシはオレンジ色や赤色の色が見にくいと言われているのですが、逆に青色などはよく見えていると言われています。
ですので、青色のライトや青色のテープをおけば忌避資材としてはかなり優秀です。
しかし、このようなものは”#見出し2”で紹介するように、慣れが入ると無視される可能性もあるので、長い対策効果にはなりません。
嫌いなもの9,犬などの泣き声
イノシシの嫌いなもの9つ目は「犬などの泣き声」です。
農家さんであれば飼っている人が多いと思いますが、イノシシには犬の泣き声が苦手です。
と、言うのも本来の天敵であるオオカミが犬に近い雰囲気でありイノシシの本能の中には犬を避ける習性があります。
なので、狩猟に猟犬が効果的なように犬の泣き声が聞こえると、逃げて行くでしょう。
嫌いなもの10,電気
イノシシの嫌いなもの10つ目は「電気」です。
電気に関しては人間も嫌いなのですが、イノシシにとっても嫌なものですので、柵を作るのであれば電気柵が効果的になります。
これは青色のものや嫌いな匂いなどと違い慣れることがないので、長く安定的にイノシシから農作物を守ることが可能です。
イノシシは嫌いなものも慣れると無視
イノシシは上記のように色々な嫌いな「食べ物・音・匂い」があるので、農家さんが畑を守るために色々試行錯誤をされます。
しかし、厄介なことにイノシシは何回も同じことをされると学習をして再度同じことをしても慣れてしまい反応しません。
ですので、柵を作っても壊し方を知っていますし、嫌いなものも避けつつ好物のものに辿り着こうと必死に活動します。
特に、青いライトなどは1,2日あれば慣れるとも言われているので、嫌いなものでの対策も工夫を重ねるしか道がありません。
まとめ:イノシシの嫌いなものについて
本記事では「イノシシの嫌いなもの10選|食べ物・音・匂いなどを紹介」についてお話してきました。
イノシシは雑食で基本どんなところでも生息しているのですが、よっぽどのことがない限り人間には近づいてきません。
それぐらい人間や犬などを恐れているのですが、夜行性の力を利用して人間が少なくなる時間に農作物などを捕食します。
こんなことから農作物を守るためには、イノシシの嫌いなものを置いておくのが1番効果がある方法でしょう。
今回紹介した10個の嫌いなものを1,2つ用意することで、ある程度被害を抑えこまめます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、狩猟に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。